일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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とうきょうじんのだらくじだい

東京人の堕落時代

杉山 萠円

杉山 萠円의 東京人の堕落時代(とうきょうじんのだらくじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,226자 · 247화면

아오조라 문고

冒険式文通

冒険式文通

こんな手紙を郵便で出してはけんのんというので、秘密に渡す方法が又様々に研究されている。あまり詳しく書くと方法を教える事になるから差し控えるが、棒に捲いて銀紙を冠せてチョコレートに見せかけたもの、ヘアピンにナイフで彫り込んだものなぞいう念の入った手紙を、警察に引かれた少年少女が持っていたという。中には好んで奇想天外の手段を執る者も殖えて来たらしいが、大方矢張り探偵小説や活動写真の影響であろう。

一例を挙げると、女学校の廊下にかかった先生の帽子に文を挟んで、女学生に取らした私立専門学校の生徒が居る。

その生徒は、約束の時間に普通の紳士の服装をして、課業中の人の居ない廊下に這入った。帽子を探すふりをして、右から何番目かの茶の中折れに文を入れた。

放課後までその帽子に手を触れる者は無い筈と、安心して帰ったら、豈計らんや、その帽子の先生が急用で自宅に帰ると、発見して、中の文句まで読んでしまった。そのまま封を直して帽子に入れて、急いで学校に行って、旧の処にかけておいて、放課後調べて見ると無くなっていた。

その翌る日、その先生は又旧の処に自分の帽子を掛けて、今度は見張りをつけておいたら、昨日の男学生が返事を受け取りに来たから直ぐに取って押えた。