후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
問題は婦女子だった。赤坊四人と大人十六人で、大体我々にはどんな程度、種類の女性を含んでいるのか、一目瞭然だが、米国兵はこの人達をレディスと呼んで、すこぶる大事にする。レディスがまたれっきとしたレディスぞろいだから、幕舎内外の掃除まで、使役の兵隊にやらせて、平然としている。だいぶん不平不満の声もあったが、一人一人の素性を洗って、本当の貴婦人と非貴婦人とに区別する訳にも行かないので、ほっておいた。
ラロはカガヤン河に沿った町で、仮収容所の裏を河が流れている。我々はここで水浴をやり、洗濯をし、また食器類を洗ったのであるが、折からの雨で濁水が流れ、手拭や越中は洗った後の方が黄色くなるのだった。それでも、水浴すると気持がいいので、雨のはれ間を見ては、河岸へ行った。
ある日将校が四、五人やって来た。僕と話がしたいというので行くと、その一人はカンザスだかの新聞社長で、階級は少佐だったが、「田舎の新聞だ、君はその名前も知らないだろう」といっていた。彼と一緒にいた別の少佐は「お前は新聞記者か。米国の海軍は全滅したので、太平洋の水位が一インチ高くなったなんて書いた口だな」