후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
米国の成人
サヨリなんぞは群をなして泳いでいた。
さて、米軍側がいつ到着してもいいように、一同遠くへ行かぬように、隊列をみださぬように注意して、ボソボソ話をしていると、九時頃、自動車の爆音が聞え、大型のトラックが何台か現れた。それと前後して乗用車も着き、数名の米軍将校が日本の連絡将校と一緒にやって来た。M君の姿も見られた。間もなく、作業服の米兵が、チューイング・ガムを噛みながら、呑気な顔をして我々の前を歩いて過ぎ、引続いて武器の没収が終ると、トラックに四十人ずつだか乗れという命令が出た。僕は二台目のに乗り、側面のベンチに腰を下した。
米国の成人
自動小銃を持った兵士が最後に乗りこみ、トラック隊は動き出した。一月半ほど前に、一月分の糧食と身廻品とを背負い、鼻をつままれても分らぬような暗い路を、何の罰でか、「落伍者はたたき斬るぞ」と指揮の将校に脅かされながら――この移動は軍命令によって行われたのである――、何十回も川を徒渉して歩いた、その同じ路に違いないのだが、昼間トラックで通ると、まるで感じが違う。カピサヤン以西は家屋の破壊したのもすくなく、樹木も満足なのが多い。