후리가나로 읽는 일본 고전
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じろきちこうし
治郎吉格子 名作短編集(一)
吉川 英治
吉川 英治의 治郎吉格子 名作短編集(一)(じろきちこうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,609자 · 362화면
腕を、自分で後ろへ廻すと、何と思ったか小藤次は、ぽいと、捕縄を吹雪へ投げて、
「心蓮殿、地蔵堂の地は、この辺がよろしいのう。今は、満目の雪でござるが、春ともなれば、紫雲英、菜の花、里の子供の遊び場にもようござる」
と、いった。
「え?」
と、怪しんで問い返すと、月杖は、まだ今夜の運座の句作が頭にあったのか、少し顔を上げて、
遊ばばや子とも鬼とも紫雲英草
と呟いた。
吹雪は、まだ、二人の姿を消してしまうほど荒れていたが、空には、月が顔を出していた。
どこかで、よよと、泣いている女の声を、上から傷ましがっているように。