후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
「痩我慢なら大抵にしろ」
口惜しい、腹が立つ。余の事はともかくも、お勢の目前で辱められたのが口惜しい。
「しかも辱められるままに辱められていて、手出もしなかッた」
ト何処でか異な声が聞えた。
「手出がならなかッたのだ、手出がなっても為得なかッたのじゃない」
ト文三憤然として分疏を為出した。
「我だッて男児だ、虫も有る胆気も有る。昇なんぞは蚊蜻蛉とも思ッていぬが、シカシあの時憖じ此方から手出をしては益々向うの思う坪に陥ッて玩弄されるばかりだシ、かつ婦人の前でも有ッたから、為難い我慢もして遣ッたんだ」
トは知らずしてお勢が、怜悧に見えても未惚女の事なら、蟻とも螻とも糞中の蛆とも云いようのない人非人、利の為めにならば人糞をさえ甞めかねぬ廉耻知らず、昇如き者の為めに文三が嘲笑されたり玩弄されたり侮辱されたりしても手出をもせず阿容々々として退いたのを視て、或は不甲斐ない意久地が無いと思いはしなかッたか……仮令お勢は何とも思わぬにしろ、文三はお勢の手前面目ない、耻かしい……
「ト云うも昇、貴様から起ッた事だぞ、ウヌどうするか見やがれ」
ト憤然として文三が拳を握ッて歯を喰切ッて、ハッタとばかりに疾視付けた。