후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
第十回 負るが勝
君だから何だけれども、僕なら直ぐブン打ッてしまう」
文三は黙してしまッてもはや弁駁をしなかッたが、暫らくして、
「トキニ君は、何だと云ッて此方の方へ来たのだ」
山口は俄かに何か思い出したような面相をして、
「アそうだッけ……一番町に親類が有るから、この勢でこれから其処へ往ッて金を借りて来ようと云うのだ。それじゃこれで別れよう、些と遊びに遣ッて来給え。失敬」
ト自己が云う事だけを饒舌り立てて、人の挨拶は耳にも懸けず急歩に通用門の方へと行く。その後姿を目送りて文三が肚の裏で、
「彼奴まで我の事を、意久地なしと云わんばかりに云やアがる」
第十回 負るが勝
知己を番町の家に訪えば主人は不在、留守居の者より翻訳物を受取ッて、文三が旧と来た路を引返して俎橋まで来た頃はモウ点火し頃で、町家では皆店頭洋燈を点している。「免職に成ッて懐淋しいから、今頃帰るに食事をもせずに来た」ト思われるも残念と、つまらぬ所に力瘤を入れて、文三はトある牛店へ立寄ッた。
この牛店は開店してまだ間もないと見えて見掛けは至極よかッたが、裏へ這入ッて見ると大違い、尤も客も相応にあッたが、給事の婢が不慣れなので迷惑く程には手が廻わらず、帳場でも間違えれば出し物も後れる。