후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
第十七回
人事で無い。お勢も悪るかッたが、文三もよろしく無かッた。「人の頭の蠅を逐うよりは先ず我頭のを逐え」――聞旧した諺も今は耳新しく身に染みて聞かれる。から、何事につけても、己一人をのみ責めて敢て叨りにお勢を尤めなかッた。が、如何に贔負眼にみても、文三の既に得た所謂識認というものをお勢が得ているとはどうしても見えない。軽躁と心附かねばこそ、身を軽躁に持崩しながら、それを憂しとも思わぬ様子※醜穢と認めねばこそ、身を不潔な境に処きながら、それを何とも思わぬ顔色。これが文三の近来最も傷心な事、半夜夢覚めて燈冷かなる時、想うてこの事に到れば、毎に悵然として太息せられる。
して見ると、文三は、ああ、まだ苦しみが甞め足りぬそうな!
第十七回
お勢のあくたれた時、お政は娘の部屋で、凡そ二時間ばかりも、何か諄々と教誨せていたが、爾後は、どうしたものか、急に母子の折合が好なッて来た。取分けてお勢が母親に孝順する、折節には機嫌を取るのかと思われるほどの事をも云う。親も子も睨める敵は同じ文三ゆえ、こう比周うもその筈ながら、動静を窺るに、只そればかりでも無さそうで。