후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
や児手柏の上露よりももろいものと旁付て置いて、さて正味の確実なところを掻摘んで誌せば、産は東京で、水道の水臭い士族の一人だと履歴書を見た者の噺し、こればかりは偽でない。本田昇と言ッて、文三より二年前に某省の等外を拝命した以来、吹小歇のない仕合の風にグットのした出来星判任、当時は六等属の独身ではまず楽な身の上。
昇は所謂才子で、頗る智慧才覚が有ッてまた能く智慧才覚を鼻に懸ける。弁舌は縦横無尽、大道に出る豆蔵の塁を摩して雄を争うも可なりという程では有るが、竪板の水の流を堰かねて折節は覚えず法螺を吹く事もある。また小奇用で、何一ツ知らぬという事の無い代り、これ一ツ卓絶て出来るという芸もない、怠るが性分で倦るが病だといえばそれもその筈か。
昇はまた頗る愛嬌に富でいて、極て世辞がよい。殊に初対面の人にはチヤホヤもまた一段で、婦人にもあれ老人にもあれ、それ相応に調子を合せて曾てそらすという事なし。唯不思議な事には、親しくなるに随い次第に愛想が無くなり、鼻の頭で待遇て折に触れては気に障る事を言うか、さなくば厭におひゃらかす。それを憤りて喰て懸れば、手に合う者はその場で捻返し、手に合わぬ者は一時笑ッて済まして後、必ず讐を酬ゆる……尾籠ながら、犬の糞で横面を打曲げる。