후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
妙な癖も有れば有るもので。
昇等三人の者は最後に坂下の植木屋へ立寄ッて、次第々々に見物して、とある小舎の前に立止ッた。其処に飾付て在ッた木像の顔が文三の欠伸をした面相に酷く肖ているとか昇の云ッたのが可笑しいといって、お勢が嬌面に袖を加てて、勾欄におッ被さッて笑い出したので、傍に鵠立でいた書生体の男が、俄に此方を振向いて愕然として眼鏡越しにお勢を凝視めた。「みッともないよ」ト母親ですら小言を言ッた位で。
漸くの事で笑いを留めて、お勢がまだ莞爾々々と微笑のこびり付ている貌を擡げて傍を視ると、昇は居ない。「オヤ」ト云ッてキョロキョロと四辺を環視わして、お勢は忽ち真面目な貌をした。
と見れば後の小舎の前で、昇が磬折という風に腰を屈めて、其処に鵠立でいた洋装紳士の背に向ッて荐りに礼拝していた。されども紳士は一向心附かぬ容子で、尚お彼方を向いて鵠立でいたが、再三再四虚辞儀をさしてから、漸くにムシャクシャと頬鬚の生弘ッた気むずかしい貌を此方へ振向けて、昇の貌を眺め、莞然ともせず帽子も被ッたままで唯鷹揚に点頭すると、昇は忽ち平身低頭、何事をか喃々と言いながら続けさまに二ツ三ツ礼拝した。