후리가나로 읽는 일본 고전
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かせいのまじゅつし
火星の魔術師
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면
は少しもお怒りになりませんでした、そういうみち子の好意がわからなかったのだといって却って兄に詫びられたそうでございます、そして村尾さんは、僕はこういう仁丹があるとは知らなかった、といって苦笑されておりました、村尾さんのように仕事に熱中される方には、ありそうなことでございます。
それから、兄は私に村尾さんとの結婚をすすめるのでございますが、木曾さまのお考えは如何でございましょうか、兄は、なあに木曾さんだってきっと賛成だよ、きっとそんなつもりでみち子をボルネオに寄来したんだろう、ついでに東京の方の手続も木曾さんに頼むがいい、などと笑っておりましたが、いずれ兄と村尾さんからも何か申し上げることと存じますが……、ともかくみち子も、ここに骨を埋める覚悟というものが、わかりかけてまいりました。八月二十七日附――。
木曾は愕然としたあとの呆然とした気持だった。この日附で見ると、村尾の電報より先に出されたものらしい。しかしそうすると、村尾のいうケッコウとは何をいうのであろうか。木曾はテーブルの電話を引寄せて、郵便局に電文の照会を頼んだ、間もなく知らされた訂正電文は次のようなものだった。