후리가나로 읽는 일본 고전
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ねこののみとりぶし
猫の蚤とり武士
国枝 史郎
国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면
てその隠し所を調べるのが当然でありますからな。……拙者そこで調べましたので」
と云って来て三十郎は、例のみだらの眼づかいで、菊女をジワリジワリと眺めた。
「拙者にとってはあの宥免状は、大切でもなければ必要でもござらぬ。で、あなたがご入用なら、喜んで差し上げるでござりましょうよ」
またここでいやらしいみだらの眼で、ジワリジワリと三十郎は菊女を見た。
「といってどうも只ではのう」
またいやらしくジワリジワリと見、
「水心あれば魚心で……」
膝を菊女の方へ寄せて行き、
「いかがでござるな菊女殿」
云い云い菊女の手を握った。
「大概おわかりでござりましょうよ」
菊女の体をジリジリと引き寄せ、
「拙者がそなたに恋していること、とうにそなたも知っている筈。……そこで水心に魚心……」
グッと片手で肩を抱き、
「うんと云われたなら宥免状はすぐにそなたの物になる。……が、厭じゃと仰せられたら、拙者宥免状を引き裂きますぞ!」
頬を菊女へ寄せて行った。
菊女はすっかり当惑した。
宥免状は是非とも欲しい。といってこのような男などに、何んで躯をまかされよう!
が、没義道に断ったならば、傍若無人のこの男は、本当に宥免状を破るかもしれない!