후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면
とに角反美濃部主義が一時著しく人気を失い初めたことは注目に値いする。その原因は今ここで論じるまでもないことで、つまり世間の大衆はその表面から見て見えるほどには、トコトンまで無知ではないということにあるのであって、反美濃部運動の足下が大分見透されて来たことが結局の原因だといっていいだろう。
こうなると方々で、初めから感じていたことをポツポツ正直に本音を吹き初める。京都帝大法学部では憲法講座を受けもっていた渡辺教授が他講座に移され、その代りに東北帝大の佐藤丑次郎教授を講師に迎えることを決めたが、東北帝大の文法学部教授会の方ではこれを認めないということになった。佐藤教授は京大事件以来と角の評判のある老人だが、東北教授会は該教授の京大行きは教授の学者的良心に悖るという意向であるらしい。
「世論」の尻馬に乗って国体明徴の提案を党是として朗読演説をやったのは政友会総裁鈴木喜三郎氏であった。
聞くところによると当時の氏は言語甚だしく不鮮明で、昔日の生彩は地を払ってどこかへ行ってしまったそうだが、それはとに角、総裁はこれによって一方において「世論」と軍部につながる一派とに秋波を送り、他方において例の爆弾動議に代わる極めて観念的な武器を政府に擬した積りであったらしい。