후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면
と。
「国民その道に迷」っているかも知れぬが、政友会も亦その道に迷っている。だが道に迷ったものの一つの歩き方は、何でもかんでもその道を一図に歩いて行くことだ。政友会にとっては今やこの道が唯一の頼みの綱なのである。国体明徴さえ百万遍のように唱えていれば、気がおさまる。そこで又同年六月の下旬には、政友会は国体明徴貫徹のための実行委員というものを挙げることにした。この委員連中は月の終りに首相と会見して、政府は機関説否定の声明をする気はないかとか、金森法制局長官を罷免する考えはないかとか、一木枢府議長に対して何等か手続きを取る心算はないかとか、駄目を押して見たが、政府は何か政友会の腹の底でも見すかしたように、甚だ素気ない挨拶なので、一同は、「かくて我党の要求を容れざるものとしてお別れする、従って今後政府は重大なる責任の生ずる恐れあるを遺憾とする」と見得を切って帰って来た。同年七月の初には同じ調子で法相に会ったがやはり同じ調子であしらわれた。すぐ後で内相にも会ったが、やはり同様な素気なさであったようだ。
併し政友会が頼まれもしないのに御苦労にもこんなことを言って回らなくても、もっと尤もな方面から、機関説の解決促進方が政府に向かって進言されている。