후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代日本の思想対立(げんだいにほんのしそうたいりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,540자 · 245화면
そういう興味とは関係なく、戸数割のなくなったことは、農民の「生活安定」から云って、全く大いに喜ぶべきことなのである。少なくとも之によって、「農山漁村」住民大衆の負担は著しく軽減される筈だ。
尤もこの戸数割なるものは、恐らく最近では極めて納入不良な市町村税であったろうから、実際上は大して農民生活の安定や負担軽減にはならぬかも知らぬが、役場の吏員が執達吏代りに喚いて歩く必要の類は、之によって軽減されるだろう。
戸数割全廃ばかりでなく、家屋税に就いても地方の税率は都会のに較べて著しく引き下げられるということもあり、其の他其の他を合わせて約三億円足らずの地方住民の負担が軽減されるのだから、他の点は別として、この限りでは農民にとって悪くはない。農村の小学校の先生達も俸給全額を道府県から貰うことになるから、まず今迄のような不払いの心配はなくなる。
こう云っても、農民の一等困っている点は税金よりも他にあるのだから(小作料・農業生産上の前借乃至借金・土地や建物担保の流れなど)、税金の軽減は決して生活の積極的な安定などにはならぬのだし、それに三億円に近い地方財源の失われたものを国庫が交付金として負担するからと云っても、その全額分が農民プロパーに対して軽減されるわけでもない。