후리가나로 읽는 일본 고전
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
倉田 百三의 生活と一枚の宗教(せいかつといちまいのしゅうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,276자 · 137화면
いっさいを奪い、失う
、あるいは病気をして苦しんだとか、あるいは学問の方面において理知的に懐疑してその拠りどころを失ったとか、非常に魂が遍歴いたしまして、そうしてもっているものをだんだんなくして、そうしてはじめて何物にも使われない無条件の自分というものになるのでありまして、若い人にわかるはずがないのであります。わかるはずはないのでありますけれども、しかしその人はそのときの生命をもって、そのときの信念をもって真一文字に、まじめに生きてゆくほかはない、生き方の形式は一つの道しかない。そういう自分がこれまでもっていたものがみななくなって、最後にはじめて何物をもたよりにしないところの信仰というものが、はじめて目を見開くのであると思います。
いっさいを奪い、失う
ご承知の臨済という偉い禅宗の僧があります。この人はあらゆるものを奪っている。それで「飢児の食を奪い耕夫のウシを駆る。」飢えたる者の食べ物を取り上げ、百姓のウシを追いやってしまう。そういうふうにそのもののもっているものをすべて奪って、そうして最後の禅の悟りに到達せしむるという言葉がありますが、それは禅宗のほうでありますけれども、私なんかのようなつまり非常に欲望の多い人間は、この人世においていろいろなことを考えるのでありまして、また諦めが悪い。