후리가나로 읽는 일본 고전
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
倉田 百三의 生活と一枚の宗教(せいかつといちまいのしゅうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,276자 · 137화면
真実の反省と宗教
、業縁、そういうものは一方においてはかならず他のものの命を犠牲にしてきた。そういう悪というもの、犠牲があってはじめて高尚なものを苦しみうるように発達してきた。それと片方では共同生活をしてきた、その同情からきた。この二つのものが組み合って母に、母親の母親らしいところの苦しみ、それは動物的本能のほかに人類の母としての苦しみ、そういうような一人の母としての苦しみが、この二つのものからできているのであります。
真実の反省と宗教
それでこれがじつに人間の生活、生命というものを理解するうえにおいて忘れることのできない鍵であります。われわれ人間は万物の霊長であるというふうに考えております。また人間の仲間でも下層階級の者よりも上層階級の者のほうが、高尚な生活をしているように思いますが、犠牲の基礎のうえに立って高尚な生活をしている。これをかりに善悪でいうならば、善の方面と悪の方面とが重なり合って、はじめてそういう意味における生活が実現しているのでありまして、それがつまりこの人類の生活というものが、過去から続いているところの業縁であります。われわれは、われわれの今日の生活状態を、人間の高尚な、豊富な感情生活を考えましたときに、そういうものがいかなる因縁のうえにできあがったかという過去の歴史を、けっして忘れてはならぬのであります