일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんじゅふじん

真珠夫人

菊池 寛

菊池 寛의 真珠夫人(しんじゅふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 289,296자 · 578화면

아오조라 문고

相手は何と、罵られても、兎に角厭な役目を満足に果し得たことを、もっけの幸と思っているらしく、一層丁寧に慇懃だった。

「はあ! はあ! 畏まりました。主人に、そう申し聞けますでござります。どうも、私の口からは、申し上げられませんが、成り上り者などと云う者は、金ばかりありましても、人格などと云うものは皆目持っていない者が、多うございまして、私の主人なども、使われている者の方が、愛想を尽かすような、卑しい事を時々、やりますので。いや、閣下のお腹立は、全く御尤もです。私からも、主人に反省を促すように、申します事でございます。それでは、これでお暇致します。」

丁度烏賊が、敵を怖れて、逃げるときに厭な墨汁を吐き出すように、この男も出鱈目な、その場限りの、遁辞を並べながら、怱卒として帰って行った。

そうだ! 父は最初の悪魔の突撃を物の見事に一蹴したのだった。この次ぎの期限までには、半年の余裕がある。その間には、父の親友たる本多男爵も帰って来る。そう思うと、瑠璃子はホッと一息ついて安心しなければならない筈だった。が、彼女の心は、一つの不安が去ると共に、又別な、もっと性質のよくない不安が、何時の間にか入れ換っていた。