후리가나로 읽는 일본 고전
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いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면
おる」
「ご家老!」
「誣言か?」と、彼はその声の方をじろりと見た、「お家を復興するという名にかくれて――あからさまに云うて進ぜよう――あわよくば家禄の恢復も、と、ゆめみておるのじゃ、万にひとつも、さよう、お慈悲によって――じゃ、秩禄を受けたとしてもそれが何程のことである? お聞き及びはなかったか? 宗藩ご本家にしてからが、ご一門の身でありながら百三十俵、士族どもに到っては、上等の五十五俵、中等は二十五または十六俵、下等には十二俵、卒八俵と、このお定めも耳新しい、これは二十八万石になしおかれたご本家のこと、そのときわれらのもとには何があった?――何も無かった、一俵のご扶持米もおさし廻しは無かったのじゃ」
「しかし、ご家老――」
「まだおわかりにならぬか、――それにひきかえ、土地は年々産みだすもの、われらこのたび求めた北海道の土地は、広袤百里、埴土肥厚、かならず百年の計が立ちまする」
「なるほど――そこでわが殿はどうなります?」
「その土地のあるじになる」
「なんと、あるじ? と、土民の謂ではござらぬか、おいたわしい――ご家老」
「何です?――」と阿賀妻はひらき直った。