일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いしかりがわ

石狩川

本庄 陸男

本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면

아오조라 문고

「身どもには渡せぬと云うか」

「どうぞ――そう云わねえで、相田さまの許までお連れになさって下さいませ」

「よし」と、高倉は土間に跳ねおりた、「連れて行こう」

彼の凝ッとしておれない気持がふいに沸りあげて来た。これからトウベツに行こうと心が決った。頑固なこの行商人を雪のなかにひっぱりこんで泣きべそを掻かしてやりたい、そう思う残忍な気持もあった。

「遠いぞオ――」と、彼は足ならしをするように交互に土間をふみしめた、「家中の男という男は、一人残らずトウベツに行っておる、間に合せの小屋がけをして、伐木に従事しておる、相田どのはそれを指図なされておる、――蹤いてまいるか?」

「そいつは、願ったり叶ったり――」と商人はいきなり眼をほそめて勢づくのだ、「ご一しょに、さっそく、お供しやしょう、――つまり、そういうところを目当ての商売でがんすよ、結構ですな」

「雪は深いぞ」

「そいつア馴れてます」

「おい、金作、その、あれを――」と高倉は弟を動かした。棚にぶら下っていたカンジキであった。それを受け取って、一足を商人の足許に投げだした。彼はまた弟に命じた。商人はちょっと身じろぎした。