후리가나로 읽는 일본 고전
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いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
本庄 陸男의 石狩川(いしかりがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 253,535자 · 506화면
ご沙汰なされたく伏して仰ぎ望み奉り候、昧死謹言」
だが、遂に詮議に及びがたし――であった。歎願書にこめた彼らの誠意は聞きとどけ兼ねると云った。反対に、この陳情にかけずりまわった阿賀妻は、何故か宗藩の官吏によって禁足を命じられた。これらの報知は郷里にある邦夷を焦ら立たせずにはおかなかった。またしても宗藩に阻まれたのか。じりじりとした思いで、改めて家老の相田清祐を急ぎ遣わした。一縷の望みは、藩校主宰たる彼の人格が宗藩官吏に知己をもっていることであった。待つこと二カ月。弁舌や人格で左右出来るものでなかった。一切は無駄であった。しかも、家禄を失った彼らの面前で、米は空前の高値である石十円を呼び、召しあげられた領地は他藩のものの占有に移っていた。明治二年師走のことである。もはや便々とよりよいお沙汰を待っていることは出来なかった。彼は、投げるようにあたえられた件の土地の実地踏査に取りかかった。――大野順平ほか二名が主命を帯びて出発したのはそういう時期であった。が、折柄の凍氷降雪で、途中イシカリ河口に立ち往生した。現地には、進退きわまったこの難渋を訴うるべき役所もまだ出来ていなかったのだ。