후리가나로 읽는 일본 고전
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せいねんのしさくのために
青年の思索のために
下村 湖人
下村 湖人의 青年の思索のために(せいねんのしさくのために)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,550자 · 203화면
四
「玄則、見事じゃ。」
法眼はそういって、さわやかに座を立った。玄則も、そのあとについて、しずしずと廊下に出た。
ひそまり返った庭の隅からは、すみ切った虫の音が流れて、満天の星を瓔珞のようにふるわしていた。
四
同じ問いに対する同じ答えが、玄則の心に、どうしてかほどまでに違った響きを伝えたか。それを解きうるものは、玄則自身の心でなければならない。しかし、ここに凡愚の私見をつけ加えることを許されるならば、わたくしはこういいたい。
――頭と胸とは違う。知識上の了達は、必ずしも心意上の了達ではない。そして、まことの生命の力は、心意上の了達によってのみ得られる。――と。
然らば、玄則が、知識上の了達から、心意上の了達へ飛躍し得た秘密は何であろうか。それは簡単である。
曰く、謙虚。曰く、滅我。曰く、一心帰依。
言葉は簡単であるが、その実現は容易なことではない。さすがに玄則は、道を求めて倦まざる勇猛の士であった。彼は、人間にとって最大の敵たる我執と傲慢とを、ものの見事に打ちやぶって、百尺竿頭、さらに一歩を進めることが出来たのである。
苦労人
人間界のすべての法則は、体験によって、その最後の磨きをかけられる。