일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せいねんのしさくのために

青年の思索のために

下村 湖人

下村 湖人의 青年の思索のために(せいねんのしさくのために)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,550자 · 203화면

아오조라 문고

四

一旦かかげた旗じるしに忠実であり得ないことを自ら予定しているぐらいなら、はじめからそれを掲げない方がむしろ正直である。かかげた以上は、断じて行おうという決心がなくてはならない。その決心があっても、ややもすると鈍りがちなのが、人間のつねである。そこを、旗じるしで自ら励まそうというのが、旗じるしを立てるものの心である。

今の代議士たちは、選挙の時になると、いろいろの旗じるしを揚げる。世間では、これを不渡手形といっている。こうした旗じるしを掲げるには、勇気も確信もいらない。ただ不正直と無恥とがあればいいのである。もし、恥も外聞も知らないことが、勇気の名に値するというなら、それはわたくしの関するところではない。

四

旗じるしなど揚げることは、自分で自分の自由を束縛するものだ、という人もある。なるほど、一応は尤もらしい言分である。だが、自由とは、行き当りばったりに、己の欲するままを行うことではない。真の自由は、自己の至深至高の願が、随所にその力を発揮して、他の一切の欲望を統制することである。心の欲するところに従って矩を踰えない、というのが、つまりそれで、矩を踰えたら自由ではなくなる。