후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
つまり妙子さんにとっては叔父さんに当る訳です」
「アア、そうでしたか。妙子さんとはここに滞在中御心安くしていたのですが、あの人の叔父さんでしたか」
「そうですそうです。そんな御縁もあることだからという、福田氏の頼みなんですよ。どうです。何とか都合をして帰ってくれませんか」
「エエ、よござんす」明智は子供の様に現金である。そんなことを恥しがったり、もじもじしたりしていない。妙子さんの頼みなら、いつでも帰りますと云わぬばかりだ。
「時間は、そうですね、エエと、こちらを二時十分に出て、上野へ七時半の汽車があります。それに極めましょう」
波越警部はこの快い承諾にやや面喰いながら、でもひどく満足そうに、
「有難う。福田氏も喜ぶことでしょう。その時間を伝えて、福田氏の方から上野まで迎えの車をさし向けることにします。では、どうか間違いなく」と念を押した。
電話を切ると、明智はソワソワと出発の支度を始めた。支度といっても、トランク一つの旅だ、手間暇はかからぬ。寝間着と汚れたシャツ類を、トランクに詰め込んで、勘定を支払えばよいのだ。汽車の時間には充分間に合った。
車中別段のお話もない。