후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
まだら蛇
石油ランプは、窓から忍び込む暁の光に、色うすれて、虫の鳴く様な音を立てながら明滅していた。部屋中に朝のたそがれが立ちこめて、陰気な情景を、一層陰気に描き出していた。
まだら蛇
それより少し前、水上署の大型ランチが、賊の汽船に横着けになった。
艇上の波越警部は、船内の明智を、しきりと呼び立てたけれど、何の答えもなく、第一賊船の甲板上には、いつまで待っても、人影さえ現われぬので、業をにやして、兎も角ランチから汽船へと、乗移って見ることにした。
さて、波越警部達が、どうして朝まだき、賊の汽船を襲うに至ったか。そして、際どいところで、賊が海中に身を投じて逃げ去ろうとするのを、食いとめることが出来たのか、偶然にしては少し話がうますぎるではないか。
イヤ、決して偶然ではなかった。これも亦明智小五郎の機智が奏効したのだ。
前夜の三時頃、一人の巡査が月島の海岸近くを巡廻中、海辺の石垣の方から、異様なうめき声、イヤ寧ろ叫び声の響いて来るのを耳にした。
不審に思って、駈けつけて見ると、海老の様に、両手と両足を背中で結びつけられた人物が、石垣の上を転がりながら、悲鳴を上げていた。