후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
そいつの手には恐ろしい兇器が握られているかも知れない。
息づまる瞬間。
パッと蓋がはねのけられた。三人は思わず身構えをした。だが、中から飛びかかって来るものはなかった。覗いて見ると、暗い箱の中に、横たわる人影、白い肌。きらびやかな飾り衣裳。女だ。
「ハハハハハハ、笑わせやがら」
道具方の別の一人が、いきなり手を突込んで、その女を掴み上げた。見ると、手は手、足は足とバラバラの女人形に衣裳が覆せてあったのだ。
「人形ですぜ。ホラ、あの『美人解体術』の種になる奴でさあ」
なおも奥へ進んで行くと、背景の大道具が重なり合っている、建具屋の倉庫みたいな場所へ出た。一層薄暗く、一層陰影に富み、隠れ場所の多い部分だ。
三人は背景と背景との作る洞穴の様な隙間を選んで這入って行った。闇の中に、蜘蛛の巣とほこりと泥絵具の匂いばかりだ。
明智の鋭い直覚が人の気配を感じた。彼は手を伸ばして頭の上にぶら下っている二本の棒を掴んだ。足だ。背景の上部に平蜘蛛の様にへばりついていた逃亡者の一人だ。
力をこめて引っぱると、バリバリと背景の布の破れる音。併し、曲者は声も立てずに、床上に降り立った。