일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

明智にも二郎にも、彼女の心持がよく分った。兎も角も一応縛ってやるのが寧ろ慈悲である。二人は彼女の云うがままに、明智の細い帯を解いて、ホールの柱へ、型ばかりに文代を縛りつけた。

丁度その時、奥の間を忍び出た賊の部下(洋子の死体を埋めた男)が、玄関の横手の小部屋に潜み、ドアの蔭からこの様子を窺っていたが、玄関の三人は少しも気づかなかった。その小部屋には、やっぱり手品の道具であろうか、寝棺の様な黒い箱が置いてある。中には何が這入っているのか、文代すら少しも知らぬのだ。若しそれを知っていたら、彼女は決して、その夜明智を手引きする様な愚かな真似はしなかったであろうものを。

文代を縛り終った明智と二郎とは、外の警官を呼び込む前に、先ず敵の様子を探って置こうと、まるで泥棒みたいに足音を盗んで奥へ奥へと忍込んで行った。

鍵の手の廊下は真暗だ。両側の部屋にも燈火はない。ただ突き当りの通風窓からボンヤリ明りがさしているばかりだ。賊はその部屋にいるのであろう。

ドアの外までたどりついた明智は、鍵穴に目を当てて、室内を覗き込んだ。いるいる。服装が変り、顔の白粉は消えたけれども、テーブルに肘を突いて盃を嘗めているのは、確かに怪賊だ。