후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
賊はさもさも愉快らしく手をすり合わせて、一言一言自分の言葉を味う様に、
「音吉爺さんですか。それとも明智小五郎君ですか。イヤ、そんなことは兎に角、折角の御訪問ですから、一つ私の商売の大魔術という奴をお目にかけましょうかね。何もおもてなしが出来ませんので、マア御馳走代りという訳ですよ」
「それでは、どうかこちらへ」
手下の男までが、首領を真似て馬鹿叮嚀だ。その癖ピストルの筒口では、二人の虜の背中をつついて、案内どころか牛でも追う様に、無理やり元の入口へ押して行くのだ。
明智も二郎もされるがままになって、玄関のホールへ戻って来た。首領もあとからついて来る。
「サア明智君、これです。君がさっき縛って置いた私の娘の顔を見てやって下さい」
明智は背中をピストルで突かれて、よろよろと前にのめり、危く文代にぶつかり相になった。が、それと同時に筒口が背中を離れた。今だ。明智は一飛びで、娘のうしろに廻り、彼女の身体を盾にして、どうして持っていたのか、ポケットからピストルを取出すと、いきなり文代のうなだれた頭部へ狙いを定めた。残念ながら、咄嗟の場合その外に方法がなかったのだ。