후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
と叫んで、部屋の隅へぶっ倒れる。
「馬鹿野郎め。どいつもこいつも大馬鹿野郎め。ワハハハハハハハ」
猛獣の咆哮するが如き罵声が、部屋中に響き渡った。
仁王立ちになった源造の顔は、赤鬼の様に血に染っていた。口から溢れる血が、両手で圧えていた為に、顔中に拡がったのだ、彼は舌を噛切って自殺しようとしたのだが、気力が足らず、失敗した。怒号する声の呂律が廻らぬのは、それが為だ。
「サア、どうだ。俺はこうして死ぬんだぞ。こればっかりは邪魔が出来まい。探偵さん。何をボンヤリしているんだ。折角捕えた犯人が、死骸になってしまうぜ。ホラ、俺はこうして、もう一度、ウント舌を噛めば、のたうち廻って死んでしまうんだぜ」
わめくにつれて、傷ついた口中から、タラタラと血が流れ、顎を伝ってしたたり落ちた。
「お父さん、お父さん。堪忍して」
突き倒された文代が、起き上って、又しても半狂乱の父親にすがりついた。
「エエ、うるさいッ。すべたの知ったことかッ」
恐ろしい怒号と共に、彼女は再び投げ飛ばされた。
「サア、探偵さん。見ていてくれ。俺が舌を噛み切ってのたうち廻る所を。だが、その前に云って置き度いことがある。