일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

紅葉した山々が、絵の様に湖水を縁どって、そこを白いボートが、小さな水鳥の様に辷って行くのが、ホテルの窓から好もしく眺められた。ボートの上には白いものが前後に動いている。あれは白シャツ一枚の明智の姿であろう。その前にウジャウジャ蠢いて見えるのは、この思いがけぬ舟遊びにはしゃぐ子供等であろう。

ホテルのバルコニーへ出て、ほほえみ交わす親達の耳へ、時々、水面を伝って、昔懐しい唱歌の声が聞えて来たりした。

その親達に混って、一人の美しい婦人が、やっぱりボートの方を見て、ほほえんでいた。東京の有名な大宝石商の玉村氏のお嬢さんで、妙子さんという方だ。信州のある温泉場からの帰り途を、お父さんの一行と分れて、一人の婆やを供に、数日ここに滞在しているのだ。妙子さんの女学校時代の(それも去年の春卒業したばかりなのだが)親しいお友達が、このSに住んでいて、その人と語り合うのが主な目的であった。

その妙子さんが、子供の親達に混って、なぜ明智のボートを眺めていたかというに、妙子さんは婆やの外に進一という十歳ばかりの男の子を連れていて、その子供が明智の舟に乗せて貰っていたからである。