일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

七尺位の男は、広い世間にいないとは極まらぬ。それは幽霊や魔法使いでなくて、一箇の殺人狂に過ぎないのだ。密閉された部屋へ這入るといって、人々は驚いているが、それもこちらに手落ちがあって、気附かないでいるのだ。油断さえしなければ、ナアニ、相手も人間だ。そうビクビクすることはないと考えていた。

ところが、今度はこの笑っている本人の折鞄から、幽霊文字が現われたのだ。外出中一度も身辺を離さなかった折鞄の中からだ。それでも、一郎は恐れなかった。恐れる代りに憤慨した。手品使いみたいな怪賊の悪戯を怒った。で、彼も亦、弟の二郎などと同じ様に、賊を探し出し引捕えることを心願する一人となった訳である。

か様にして遂に数字の1となり、明くれば予告の当日となった。玉村邸の防備は前と同様、外に手の尽し様もないのである。

だが、その当日になって、一寸意外な事が起った。というのは、賊は昨日最後の1という通告を発して置きながら、どういう訳か、更らに今日も、妙な幽霊通信を送って来たのだ。しかも、それの現われたのが、非常に突飛な場所であった。

その日のお昼過ぎの事、一郎は一間に集る家人から離れ、ただ一人庭に出て、建物の廻りを見廻っていた。