일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まじゅつし

魔術師

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면

아오조라 문고

二郎は愕然として倒れた兄にかけ寄った。

一郎は首のまわりに真赤な輪を巻いた様な、むごたらしい傷を受けていたが、幸、命に別状はなかった。彼は力ない声で、事の次第を物語ることさえ出来た。

それによると、一郎を救ったのは音吉爺やであった。彼は二郎と同じく悲鳴を聞きつけて、塔に昇り、きわどい所で、大時計の機械を止め、時針を逆行させて、危く一郎の命をとりとめることが出来たのだ。

と聞いて見ると、兄の助かったのは嬉しいけれど、二郎は妙にがっかりしないではいられなかった。音吉爺やはただの忠僕に過ぎなかったのか。イヤイヤどうもそれは信じられぬ。あいつは妹の妙子に石つぶてを投げたではないか。又彼女が傷けられた時、ドアの処でモゾモゾしていたのは誰であったか。外に出入口の全くない部屋で人が傷ついていた。しかもそのドアには締りがしてあったというのだ。あり得ないことだ。戸締りをしたのは、犯人自身――即ち音吉爺やその人であったとしか考えられぬではないか。

では、なぜ彼は、そのままにして置けば死んでしまったに違いない一郎を助けたのか。それは従来の犯人のやり口から想像するに、玉村一家の悲嘆と恐怖とを出来る丈け長びかせ深める為の一手段であったかも知れない。