후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
聖雄と英雄
窺われる河内平野の、朝霧の景色をご覧になりながら、舎弟正季と恩地太郎とを連れた、楠木正成と顔を合わした。
「今日はどんな兵法を使って、二十万の大軍に泡を吹かせるか、これがわしには楽しみだよ」
何事にも率直の宮家であられた、こう仰せられて正成を見詰めた。
「宮様の御感に入ろうものと、正成苦心しおりまする。……が、兵法にかけましても、ご鍛錬の宮様の御感に入ること、なかなか困難にござりまして、正成大汗にござります」
誠忠、律義、木訥、恭謙、そういう性質の正成ではあったが、宮家とはことごとく気心が合い、水魚の交わりを呈していたので、何事も気安く云うことが出来た。
(大汗)などとさえ云うのであった。
「いずれお前のことであるから、あッというような奇手を使って、敵を狼狽させることであろうよ」
「すくなくも向こう四日間は、奇手妙手を用いまして、敵を一足も城内へは入れぬ。――というのが、方寸にござります」
「向こう四日間? ふうん、四日間? ……五日目にはどうなるのか?」
「正成討ち死ににござります」
「ナニ討ち死に? すこしお待ち」
宮家は切れ長の睫毛の濃い、涼しい御眼をパチパチとさせたが、