일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あじさい

たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集

佐藤 春夫

佐藤 春夫의 たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集(あじさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,277자 · 84화면

아오조라 문고

(4)

三郎は根がすなおな子であったから、山登りがおやじの気に入っているならば、山登りも悪くはない。一つその仲間にでも入って見ようと思い立ったのではなかったろうか。

(4)

その日、学校の仲間と富士山へ登ると云い出した時、閣下は勿論大の満足、わたくしが山登りは危険と云ったのを、三郎に富士山なら女でも老人でも登るのですと云われてそんな気になり、安心して送り出したのちも、その日小春日和のぽかぽかあたたかいのを山ではよい天気と思ったのも、ものを知らぬなさけ無さというものであった。その生あたたかさがわざをして山では新雪が残雪のようななだれになった。と降って湧いたような事を電話で聞かされて、お前の家のも出かけて遭難した模様だぞと、連絡したのは、学校の山岳部でした。

さあ大変なことになったとうろたえているのを見かねたのが、爺やでした。自分で爺やというからそうは呼ぶものの、勿体ない、これももとは閣下の所謂「陛下の軍人」のひとりで、以前、閣下の副官を長くしていてくれた事もある中佐ですが、戦後、横浜の荷揚人足になりさがって、その労働は厭わないが仲間つき合いの暴飲からのがれる静かな宿舎を求めてとたずねて来た。