후리가나로 읽는 일본 고전
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みなかみきこう
みなかみ紀行
若山 牧水
若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면
という不思議な名の集落のあるのを見るであろう。私は初め参謀本部のものに拠らず他の府県別の簡単なものを開いて見てこの猿ヶ京村を見出し、サテも斯んな処に村があり、斯んな処にも歌を詠もうと志している人がいるのかと、少なからず驚嘆したのであった。先に利根郡に我等の社中の同志が三人ある旨を云った。その三人の一人は今日一緒に歩こうというU―君で、他の二人は実にこの猿ヶ京村の人たちであるのである。
月夜野橋に到る間に私は土地の義民磔茂左衛門の話を聞いた。徳川時代寛文年間に沼田の城主真田伊賀守が異常なる虐政を行った。領内利根吾妻勢多三郡百七十七箇村に検地を行い、元高三万石を十四万四千余石に改め、川役網役山手役井戸役窓役産毛役等(窓を一つ設くれば即ち課税し、出産すれば課税するの意)の雑役を設け終に婚礼にまで税を課するに至った。納期には各村に代官を派遣し、滞納する者があれば家宅を捜索して農産物の種子まで取上げ、なお不足ならば人質を取って皆納するまで水牢に入るる等の事を行った。この暴虐に泣く百七十七個村の民を見るに見兼ねて身を抽んでて江戸に出で酒井雅楽守の登城先に駕訴をしたのがこの月夜野村の百姓茂左衛門であった。