후리가나로 읽는 일본 고전
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わがははをおもう
わが母をおもう
宮本 百合子
宮本 百合子의 わが母をおもう(わがははをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,398자 · 7화면
それ故、娘である私とのいきさつに於ても、婦人雑誌で典型づけている母性というものとは、較べものにならない烈しさ、相剋、苦しい愛情の身悶えのようなものがありました。
強い人間にとっては重荷であるが面白い、弱い人間にとっては益々その人を弱くし卑屈にし、依存的にさせる、母はそんな風な猛烈な性格者であった。ですからまことに、歴史的に見て興味があり、子供との関係でも、母から溺愛的に愛された子は、何かしら母が無条件に愛せる弱いところをもっていて、私のように母と互に愛しあいながらも、この人生についての考え方、生き方で、対立したものは蹴落された虎の子のようで、却って計らざる幸運を生涯の上にもつ結果を来しています。
こういう簡単な話の中に語りつくせない複雑な面白い無数の思い出が、母と父との、また母と私達子供らとの生活の中にあります。よかれ悪しかれ大へん手ごたえのある女であった。恐しいところのある女でした。若し時代と境遇とがもう少し新しかったら、母は自分の文学的な才能や女としての烈しい情熱を、きっとまともなものとして生かすことが出来たであったろうと思います。しかも私が深く感慨に打たれる事は、母が自身の矛盾によって、娘の生き方の中に表れている歴史の進歩的な面というものを、理解出来なかったことです。