후리가나로 읽는 일본 고전
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
泉 鏡花의 三枚続(さんまいつづき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,572자 · 124화면
三十六
「御機嫌よろしゅう、」
それと二人は卓子を挟んで斉しく立上ったのが、一所になり前後になって出ようとする、横合の椅子から、
「やあ、」と声を懸けたのは、件の兀頭の小男であった。
金之助ははじめて心着いて、はたと立留って顔を見て、不意だという面色で更に見直したが、
「おお、どうして、」と驚いて言った。
ここに先刻からおみこしを据えて、愛吉の物語に耳を傾けたり、士官の方をじろじろ見たり、あるいは空合を伺ってびっしょりの奇観を呈するなど、慌てたような、落着いたような、人の悪いような、呑気なような、ほとんど端倪すべからざる、たとえば竜のごとき否、むしろ大雨に就いて竜を黙想しつつありしがごとき、奇体なる人物は、渾名を外道と称えて、名誉の順風耳、金之助と同一新聞社の探訪員で、竹永丹平というのであった。
三十六
軒の柳、出窓の瞿麦、お夏の柳屋は路地の角で、人形町通のとある裏町。端から端へ吹通す風は、目に見えぬ秋の音信である。
まだ宵の口だけれども、何となく人足稀に、一葉二葉ともすれば早や散りそうな、柳屋の軒の一本柳に、ほっかりと懸っている、一尺角くらいな看板の賽ころは、斜に店の灯に照されて、こっちへは一が出て、裏の六がまともに見られる。