후리가나로 읽는 일본 고전
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
泉 鏡花의 三枚続(さんまいつづき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,572자 · 124화면
三十七
三十七
「べらぼうめ、何を、何をいってやあがる、」と、何か言っていやあがる。
「鉄さんぐうの音も出ずさ、こりゃお時さんが道理だ、はははは、」
歯の抜けた笑いに威勢の可い呵々が交って哄となると、件の仕舞屋の月影の格子戸の処に立っていた、浴衣の上へちょいと袷羽織を引掛けた艶なのも吻々と遣る。実はこれなる御隠居の持物で。
鉄と謂われたのはやっきとなり、
「やい、じゃあ汝あどうだ、この間鉄砲汁をやッつけた時一箸も食やしめえ。命取だ。恐しいといって身震をしやあがって、コン畜生、その癖俺にゃあ三杯と啜らせやがって、鍋底をまた装りつけたろう、どうだ、やい、もう不可ねえだろう。勿体ない打棄った処で犬だって困るだろうと謂ったじゃあねえか、犬だって困るよ、命取をよ、亭主が食ってるのを見て汝一人助かりゃ可いのかい、やい、七面鳥。」
「東西!」
「さあお家の乱れだ。」
「さてはこの前兆かッ。」
傍より、
「もし何でございます。」
「牝鶏のあしたすると言うて、牝鶏が差し出るからよ。」
「ええ、牝鶏があしたなら構いませんが、こうやって頭を集めているのは、柳屋の雄鶏が宵啼をするからでございますぜ。