후리가나로 읽는 일본 고전
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しゃんはい
上海
横光 利一
横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면
二
参木は甲谷の妹の競子を深く愛していた。しかし、甲谷がそれを知ったのは、競子が人妻になって後だった。甲谷はいった。
「馬鹿だね、君は、何ぜ俺に一言それをいわなかったのだ。いったら、俺は。」
いったら甲谷は困るにちがいないと、参木は思って黙っていた。そして、今までひとりひそかに困っていたのは参木である。だが、彼は今は一切のことをあきらめてしまっている。――生活の騒ぎのことも、彼女のことも、日本のことも。ただ時々彼は海外から眺めていると、日本の着々として進歩する波動を身に感じて喜ぶことがあるだけだった。しかし、彼は最近、甲谷から競子の良人が肺病で死にかかっているという消息を聞かされてからは、身体から釘が一本抜けたような自由さが感じられて来たのである。
二
崩れかけた煉瓦の街。その狭い通りには、黒い着物を袖長に着た支那人の群れが、海底の昆布のようにぞろり満ちて淀んでいた。乞食らは小石を敷きつめた道の上に蹲っていた。彼らの頭の上の店頭には、魚の気胞や、血の滴った鯉の胴切りが下っている。そのまた横の果物屋には、マンゴやバナナが盛り上ったまま、鋪道の上まで溢れていた。