일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゃんはい

上海

横光 利一

横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면

아오조라 문고

彼の眼に映る母国は――母国は絶えず人口が激増した。生産力は、その原料の生産地が、各国同様、もはやほとんど支那以外にはないのであった。そうして、経済力は? その貧しい経済力は、支那へ流れ込んだまま、行衛不明になっていた。思想は? 小舟の中で沸騰しながら、その小舟を顛覆させよ、と叫んでいる。

原料のない国が、いかに顛覆しようとも同じことだ、と参木は思った。だが、いずれことごとくの国は次第に形を変えるであろう。だが、英国の顛覆しない限り、顛覆したことごとくの国は不幸である。先ず何事も、印度が独立したその後だ。正義は印度より来るであろう。それまで、母国はあらゆる艱難を切り抜けて動揺を防がねばならぬ、と参木は思った。

参木はそれまで、机の上で元貨を英貨のポンドに換算し続けなければならぬのだ。

彼は正午になると煙草を吸いに広場へ出た。女工たちは工場の門から溢れて来た。彼女たちは円光のように身体の周囲に棉の粉を漂わせながら、屋台の前に重なり合って饂飩を食べた。忽ち、細な綿の粉は動揺する小女たちの一群の上で、蚊柱のように舞い上った。肺尖カタルの咳が、湯気を立てた饂飩の鉢にかんかんと響いていた。