일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちょうさきかん

中井正一評論集

中井 正一

中井 正一의 中井正一評論集(ちょうさきかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,229자 · 256화면

아오조라 문고

と捨て去って、幡随院長兵衛のように鎗のふすまの中に、裸一貫でとび込んでいくあの意気、あれが新しき町人の人間像、一つの美の類型となっていくのである。それは赤裸々であるがゆえに、新しく生まれる巨大な、不敵な太さが、そこに現われようとしている。団十郎が、初代から何代も何代もかかって描きに描き次第に大きくしていったあの「太さ」の芸術なのである。あの江戸前の声色の大きさ美しさは、能楽の節廻しにはみられない。町人が武士の前に、あくまで抵抗しぶっつかっていった新しい人間像なのである。ここにも過去の重いものを抜け去り、捨て去る「イキ」として、立派に弁証法的な、ダイナミックな「契機の美」の構造が「意気の美」として現わされているのである。

町人の美、市民のもつ美は、批判の精神、ハムレットの自己に対する批判、ローマン主義のアイロニー(皮肉)やがて、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』などのように、自分と自分の肖像の戦いとなって現われてくるのである。やがてそれはアプレゲールのシュール・リアリズム、あるいはもはや全然肯定のない単なる否定の連続に陥るダダイズムにまでいたるのである。