일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『ケプロン・くろだのこうそう』について

中谷宇吉郎集 第八巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면

아오조라 문고

訓練といえば、学校内の規則の厳しさには、全く驚き入った。むしろ滑稽というべき程度である。朝の第一時間目は、夏冬を通じて、八時三十分に始まる。実際は、夏時間を採用しているので、夏は七時半からである。その方はまだよいが、冬の八時半は相当こたえる。大体札幌に近い緯度であるから、まだ少し薄暗い。ところが、この八時半というのは、まさに文字どおりであって、八時三十分になると、教室の扉をぴしんと締めて、中から鍵をかけてしまう。一分おくれてもはいれない。

ある晩、二女が「今日はひどい目に遭ったから、明日からもう少し早く行くことにしよう」という話を持ち出した。きいてみたら、教室が二階にあるので、階段を駈け上がっているうちに、八時三十分になったのだそうである。幸い間に合って、飛び込んだ途端に、扉が締まったので、自分はよかった。しかし、五、六間おくれて駈け上がってきた友だちは、間に合わなくて、一時間目は欠席になったというのである。

日本では汽車だって、こういう場合は、駅員が「早く、早く」と声をかけて、お客がステップにとりついた途端に、発車させる。生徒が階段を駈け上がってくるのに、その眼前で、扉を締めてしまうことは、ちょっと常識では考えられない。