일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『ケプロン・くろだのこうそう』について

中谷宇吉郎集 第八巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면

아오조라 문고

寺田寅彦先生と線香花火

ところが運よく水晶と蛍石とで造った写真レンズが、高嶺研究室にあることがわかり、藤岡(由夫)君に頼んで、それを借り出した。

この水晶蛍石レンズで撮ってみたところが、果して待望の前放電がちゃんと写ったのである。回転フイルムの上に、条件によっていろいろな形の前放電の像があらわれ、その前放電の一部に沿って、火花がとぶことがわかった。それで今までの実験の急所々々をこの水晶蛍石レンズで撮り直し、これでやっと三千枚の写真が生きることになった。

寺田寅彦先生と線香花火

この電気火花の研究の途中夏休みの骨休めに、線香花火の研究をやったことがある。炭素と硫黄と硝石との混合物という、きわめて簡単な火薬から、あの複雑で美しい松葉火花や可憐な散り菊がとび出てくることは、如何にも不思議である。

寺田先生は前からこの線香花火に興味をもたれ、こういう日本独特のものは日本人が研究すべきだと言っておられた。事実、線香花火は、日本独特の花火で、如何にも日本的な風趣のあるものである。

この線香花火の研究も、写真を撮ることが、大部分の仕事であった。しかしあの赤い光の弱い火花の写真を撮ることは、当時としては、非常に困難なことであった。