일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『ケプロン・くろだのこうそう』について

中谷宇吉郎集 第八巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면

아오조라 문고

北海道の山うど

いわゆる科学的にいったら、ちょっと変な話であるが、事実分るのだから仕方がない。

もっともこの差は、案外簡単なところにあるようにも思われる。それは枝振りである。亭々とそびえる樫の大樹が、空一杯に枝を張り、その梢が無数の小枝に分れて、網の目のように交錯している。その一本一本の小枝の先端にまで生命がみなぎっているように見える。それは生きている枝の微妙な形から受ける印象であろう。枯木だったら、第一そういう細い枝などは、大半落ちていようし、また少し残っていても、形はかなり崩れてしまっているにちがいない。

いずれにしても、北国の春に特有な単色の雲を背景に、葉のまだ出ない大きい闊葉樹の群が、細い小枝の網を空一杯に張っている姿を、窓越しに眺めていると、北海道のおそい春が思い出される。

ワシントンの新木さんから、ポートマスの桜が四、五日早いらしい、皆で花見にきたらどうかというたよりがあった。何だか、残雪の札幌にいて、新聞で東京の花のたよりを読んでいるような気がした。

北海道の山うど

前の戦争中、ニセコの山頂で、雪中飛行に関係のある研究をしていたので、ニセコ附近には、たくさん知り合いが出来た。