후리가나로 읽는 일본 고전
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『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면
それで簡単に水をひくことができるので、オール・アメリカン運河をつくり、イムペリアル平原を灌漑した。運河の総工費は、三千八百万ドルすなわち百三十七億円であった。北海道開発費の一年分よりは少ない。これは前の二億四千万ドルとは別で、受益者たる農民の負担であるが、五十年の年賦でかつ無利子である。ところでこのためにイムペリアル平原の農産物は、年産七千万ドルにとび上がった。沙漠で一年間太陽の照り放しになっているところへ十分な水を与えたのだから、何も不思議はない。農民の運河工事費負担は、毎年収穫量の百分の一を、五十年納めればすむ。こうなれば、人口の吸収は放っておいてもできる。
ボルダー・ダムの建設は一九三一年に着手されたが、この計画の決定は一九一八年であった。それから十四年の年月を、基礎調査に費し、ダム建設の可能性とその有効性をも確認した。そして一九三一年にいよいよ工事を始めてからは、五カ年で一応ダムの完成を見たのである。アメリカでも、二億ドルの金を使うには、十四年間も思案したわけである。八百億円の金を、こう手軽に使える国はおそらく世界中で、日本だけかもしれない。