후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
之は白人種の世界の外にいる者でなければ判らない。勿論、このことは文学にだけ限るのではない。人間や生活やの評価の上にも、西欧文明は、或る特殊な標準を作上げ、それを絶対普遍のものと信じている。そういう限られた評価法しか知らない奴に、太平洋の土着民の人格の美点や、その生活の良さなど、てんで解りっこないのだ。
十一月××日
南海の島から島へと渡り歩く白人行商人の中には、極く稀に(勿論、大部分は我利我利の奸譎な商人ばかりだが)次の二つの型の人間を見出すことがある。その一つは、小金を溜めて、故郷へ帰り余生を安楽に暮らそうというような量見(之が普通の南洋行商人の目的だ)を全然持合せず、唯、南海の風光、生活、気候、航海を愛し、南海を離れたくないがためにのみ、今の商売を止めないといった様な人間。第二は、南海と放浪とを愛する点では同様だが、之はずっと拗ねた烈しい行き方で、文明社会を故意に白眼視し、いわば、生きながら骨を南海の風雨に曝しているとでもいった虚無的な人間。
今日、街の酒場で、この第二の型の人間の一人に出遭った。四十歳前後の男で、私の隣の卓子で独り飲んでいたのだ。