후리가나로 읽는 일본 고전
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ちからもち
力餅
島崎 藤村
島崎 藤村의 力餅(ちからもち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 65,974자 · 130화면
この古着屋さんは美濃の国から出てきた人ですが、明治学院にかよっているわたしの学生時代に、くつ屋をしていまして、編み上げのくつを一足造ってくれました。それからわたしも懇意になった人です。
わたしもこれまでいろいろな人に会いましたが、この古着屋さんほどいろいろなことをやった人を見たこともありません。絵の具屋の手代、紅製造業、紙すきなどから、朝鮮貿易と出かけ、帰って来て大阪で紀州炭を売り、東京へ引っ越して来てまずガラス屋に雇われ、その次がくつ屋となってこうもり屋を兼ねたと言います。
わたしがこの人を知ったのは、そのくつ屋さんの時代からですが、それからも岩代の国黒森というところの鉱山の監督になり、次に株式所の仲買番頭ともなりました。石蝋の製造職工ともなったし、針商ともなったしそれから横浜へ行きました。そのすこし前ですけれど、電池製造の助手ともなりました。ふたたびまた針の商人となって、店をやめてから、こんどは何になったかと言いますに、まあ、それも一つの何でした――煮染商となりました。
それから、小学校の事務員となって、それが最後かと思いましたら、いや活版職工となったのでした。