후리가나로 읽는 일본 고전
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ちからもち
力餅
島崎 藤村
島崎 藤村의 力餅(ちからもち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 65,974자 · 130화면
先生が信州のいなかに退かれてからはお目にかかるおりもなかったので、久しぶりで先生のお顔を見たいと思い、小諸の耳取というところにある先生の家をたずねました。わたしが小諸の土を踏んでみたのも、それが最初の時でした。
人の世はふしぎなものですね。その時わたしが木村先生をおたずねしなかったら、小諸義塾のあることも知らなかったでしょうし、先生の教育事業を助けるようにとのご相談も受けなかったでしょう。わたしはよく考えた上でとお答えして、いったん東京へ帰りました。ただ先生のような人が小諸あたりに退いて、学校を建て、地方の青年を相手に田園生活というものを楽しんでおられるのをゆかしく思ったことでした。
自分のことをここで少しお話ししてみれば、わたしも仙台から東京へ帰るようになってから、またまた自分の仕事をつづけましたが、まだまだ力の足りないことを思うにつけ、あの東北の菖蒲田の浜で海の空気を胸いっぱいに吸ったり、梨畑やぶどう畑の見られる仙台郊外を土樋というほうまで歩き回ったり、あるいは阿武隈川の流れるところまで行ってみたりしたような、そんな静かな心は持てなかったのです。