후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면
眼がくれて一切尤めず、犬に人間同様の墓を設くるを許したと。この話はその後ルサージュの『ジル・ブラース』などにも採用されおり、これに類した驢が人に遺産した話は十三世紀の欧州既にこれあったとアクソンの説だ(『ノーツ・エンド・キーリス』十輯十一巻五〇一頁)。
ア氏また曰く、これと同じ話が回教国にもあってアブダラ・バン・マームードの書に出づ。それには判事が犬主を喚んで、回教の信弟子に限った葬礼を不浄極まる犬に施すは不埒千万だ、七睡人の犬もオザイルの驢もかつてかかる栄遇を享けたと聞かぬと叱ると、犬主死犬の睿智を称揚して判事に犬が二百アスペルを遺産したと申す。判事気色打ち解けて書記を顧み、それ御覧世間の口は不実なものだ、被告も正直過ぎて人に悪まれると見えると言い、更に被告に向い汝はいまだ死犬のために祈祷せぬらしいからわれらと一緒に始めようじゃないかと言ったとある。このしまいの文句は欧州語に難訳で、祈祷を始めようと金を入れた嚢を開こうとの両義を兼ね表わしいると。レーンの『近世の埃及人』十八章には著者カイロにあった内、夫も子も友もない女が一犬を子のごとく愛したが、犬死んで愁歎の極、その柩前に『コラン聖典』