후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
二人は、京の藩邸、大阪の藩邸にいる同志に、牧の消息を聞き、その返事を待っていたが
(もし、第三番手の刺客が派遣されたとして、自分等より早く、牧の在所を突き留めて討ったとしたなら、自分らの面目は――目的は――立場は――一切が崩壊だ)
益満の生死より、七瀬らの消息より、このことが重大事であった。浪人させられた武士の意地として、斉彬に報いる、唯一つの、そうして最後の御奉公として、牧仲太郎は、人手を借りずに、自分等二人の手で討取りたかった。二人は、京都の宿へ足を停めて、大阪の消息を、袋持三五郎から、京の動静を、友喜礼之丞から、知らせてもらうことにした。
黒ずんだ、磨きのかかった柱、茶室造りに似た天井――総て侘しく、床しい、古い香の高い部屋であった。
二十年余り、何一つ、世間のことを知らずに、侍長屋で成長してきた小太郎は、この一月足らずに起った激変に、呆然としてしまった。総ては、見残した悪夢であって、未だ頭の中で醒めきっていなかった。
「小太」
小太郎が、眼を開けて、腕組を解いた。
「牧が国を出る時に、二十人からの警固があったとすれば、今度の旅にも、五人、七人はついている、と考えねばならぬ――その、五人、七人の人数も、一粒選りの腕利きであろう――ところで、わしは、久しく竹刀さえ持たぬし、気は、若い者に負けんつもりでも