일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あかげっと しなあちこち

国枝史郎歴史小説傑作選

国枝 史郎

国枝 史郎의 国枝史郎歴史小説傑作選(あかげっと しなあちこち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,334자 · 121화면

아오조라 문고

で、おおよそエトランゼたるものは――平ったく云えばおノボリさんたる者は、大概一度は見て置かなければならないところらしい。そこで僕達は此処へ這入ったのではあるが、しかし如何におノボリさんであろうと、余程の田舎者で無い限り、花屋敷の大衆芸術に亢奮感激しないごとく僕達も此処の中華民国の新派劇や旧派劇や万歳芝居や(事実、日本に於ける万歳芝居そっくりのものがあったのだよ)幼稚な奇術には亢奮も感激もしなかった。

その代り僕達は此処へ蝟集して来ている娼婦達には感激もし亢奮もし興味も感じ愛らしくも思い、不心得ながら食指を少しばかり動かしてもよいなと考えたことを告白しなければならない。

そこに集っている私娼達が、いずれも揃いも揃ってタオルを持っていることに留意していただこう。そうして彼女達が競争して、金切声を上げて叫んで愛嬌を云ったり呼びかけたりして、そのタオルを通行の僕達に渡そうとしたことに留意していただこう。僕はそれを客を遇する接待のタオルと紳士的に考え(その実は虫のいい利己的考えなのだが)受け取ろうとしたものだ。が、そうは問屋で卸してくれなかったよ。案内役の野村氏があわてて僕に云うではないか「それを取っては不可ません。